普通に飽きたなら、このお花、使ってみて!
今回、スポットをあてたい花材は「スキミア」という、花木なんですが、ご存じですか?(基本情報はこちら)

私がギャザリングを始めたころ、先輩方が12月になると使っていたお花なので、そので存在は知っていて、2年前に試しにギャザリングに使ってみたら、作品も素敵にできたのはもちろん、ギャザリング後の管理も超ローメンテナンスで、ほとんど何にもしなかったのに、翌年は、めちゃくちゃ花芽が付いたんです。
でもお値段だけ聞くと高いし、今年は猛暑のせいか元気がなくなっちゃったので、メンテナンス方法がよくわからないし、ギャザリングの花材としては使うのは諦めていました。

しかし、赤や黄緑のつぶつぶのお花のつぼみの花姿、その見た目は、この時期他にはない洗練された印象なので使ってみたい気持ちはあるものの、高いし(しつこい!(笑))せめてギャザリング後の生かし方がわかればな…と保留にしていました。
そうしたら、今回、なんと、スキミアを日本に初めて輸入した江口さんと偶然市場でお会いしたので、思い切って取材を申し込んだところ、快諾いただき、ギャザリング後のスキミアの管理方法を徹底的に聞いたら、問題点が見え、疑問が解決し、活用の可能性が見えてきました。ここからのお話しは何処のメディアにも書いていない事なので、普通の花材に飽きた!スキミアって使ってみたいけど、花後のお世話の方法がよくわからないという方は、是非最後まで読んでください。

花芽が付かない理由は、光量だった!
江口さんに取材させてもらって「さすが!」と思ったのは、私のスキミアの葉が黄色くて花芽が少ない理由をすぐに指摘されたことです。江口さんによると、花芽がついていて葉が黄色いのであれば、光量の問題。
つまり、「スキミアは光に敏感」ということでした。どういうことかというと、スキミアが花芽を付けるためには、5月~8月にしっかりとした太陽の光、明るさが必要なのですが、近年の猛暑。真夏に40度近くなる環境は、明るすぎてしまうと。明るすぎると株に負荷がかかりすぎて過労働になり、体力が落ち、花芽はつかず、葉が黄色くなる…とのことでした。

これを聞いて思い当たるのは、うちのスキミアの置き場所。年中が陽が当たる南側のベランダだったのですが、真夏は当然ながらかなり日差しが強い。春夏秋冬、一年中同じところに置いていたので、この指摘には納得!逆に、光量が少ない、暗い場所に置いていると花芽はつかないとのことなので、この場合の解決策は置き場所を日当たりの良いところに変えればよいだけです。
1年目の夏越し成功の要因は?
ここからは私の推測ですが、1年目も2年目も夏はほったらかしではあったのですが、1年目にはまだスキミアに体力がまだ残っていたので、全くなにもしていなくても花芽が付いたのではないかと。それをいいことに、2年目にも何もしていなかったので、今年の猛暑と肥料切れが重なり、弱ってしまったと思われます。

江口さんによると、そもそも鉢植えだと夏に鉢の温度が高くなるので向かないとのことでしたが、1年目は夏越し成功!という事実もあるので、今後は、花後に緩効性肥料で追肥しゆっくりと体力を回復させて、5月から7月は日当たりの良いところに置いて、8月だけ明るい木陰などに避難させたら花芽が付きそうな気がしています。江口さんから聞いたスキミアの特性の基本的な情報を元に、自分の家の環境と照らし合わせて工夫してみることにしました!何事もトライアンドエラーでやってみることが大切ですからね!
ギャザリングが終ってからも楽しめるコスパ最高の花木です
いま日本で出回っているスキミアのほとんどはオランダからの輸入です。昨今の円安の影響をもろに受け、物にもよりますが、1鉢に1株、又は2株入っていて園芸店価格で安くても2,000円。輸入ものの花付きが立派な品種であれば4000円くらいする「スキミア」ですが、ギャザリング後にローメンテナンスで毎年お花が咲き続けるという長期的な視点で見れば、そもそもコスパは悪くはない花木と言えます。
また、スキミアの魅力は他にもあり、例えば…
- 成長がゆっくり
- 品種的に大きくならないので扱いやすい
- つぼみが春まで続き長持ち!
- 正しく扱えばとても丈夫で手間いらず
- そしてなんといっても見た目がオシャレ!
花後の追肥と5月~8月に光量がしっかり当たる場所で管理し、8月の猛暑だけ明るい木陰に避難させれば、本当に丈夫で、翌年も花芽を付けるので、結果、お値段程の価値は十分にある花木と言えます。今年はもうあまり出回っていないので、来年は是非、スキミアでギャザリングしてみてくださいね!

